ちろるちょこ♥大作戦! ―――Missions6  side:不破大地


 自室の鍵を開けて俺を招き入れた渋沢は、暖房を点けるとすぐに茶を淹れると言って一旦食堂へと降りていった。

 招き入れられた室内は、前回来たときと然して変わらない。
 入って正面の壁側に大きめの窓があり、そちらを前にして住人二人の学習机がそれぞれ据えられている。中央に置かれた共有の小机で大体の生活スペースを区切っているらしく、向かって右が渋沢の、左が三上のスペースとして私物等が置かれていた。部屋の右隅、左隅にはまたそれぞれに一段だが高いベッドが置かれ、その下にはクローゼットと本棚が据え置かれている。二人とも散らかし癖は無いようで、部屋は全体的にかなり片付いていた。左右に大した違いは無いが、敢えて特徴を挙げるとすれば三上側の机上には小型のデスクトップ型パソコンが置かれていることや、渋沢側の壁に掛かっている制服の隣にエプロンが並んでいたりするあたりか。ついでに言えば、どちらかというと渋沢の生活空間の方がきちんと整頓されている。
 以上が立ったまま室内を簡単に観察した結果得られた恒常的なこの部屋の情報だが、目新しいものと言えば渋沢の机上に茶色の膨らんだ紙袋が置かれていることくらいだ。どうやら渋沢宛のつもりで誰か───恐らく三上あたりが置いていったもののようだが、机の主はそれに気付く前に階下へと降りていってしまったらしい。

「お待たせ」

 そこまで思考を巡らせたあたりで、盆に湯呑みと急須、湯を入れた土瓶を載せた渋沢が部屋のドアを開けた。立ったまま顔を向けた俺の様子に気付くと申し訳なさそうに目を眇め、小机に盆を置いて部屋の隅からクッションを差し出す。

「座っていてくれて良かったのに…ごめんね」
「いや、俺の判断だ。お前が謝る必要はない」

 クッションを受け取り、小机の前に腰を下ろす。向かいに渋沢が膝をつき、急須に緑茶の茶葉を入れ始めたところで、昨晩チョコレートを購入する際に一緒に買った茶菓子の存在を思い出した。鞄を開くと、カラフルなチロルチョコの包みの傍に紙に包まれた豆大福を確認。どうやら潰れてはいないようで軽く安堵する。

「渋沢、そういえば茶菓子を買ってきたのだ。…『つまらないものですが』?」

 確か、こういう場合はこの文句で合っていたと思うのだが。
 渋沢は驚いた顔をした後に茶葉を量る手を止めて和菓子の紙包みを見ると、微笑んで言葉を返す。

「『お気遣い無く』。…わざわざありがとう、何を買ってきてくれたんだい?」
「コンビニのものだが、豆大福だ。確かお前の好物だったと思ったのだが、違ったか」
「いや、大好きだよ。覚えていてくれたのか、嬉しいよ」

 顔を綻ばせ、紙包みを受け取る。
 ───笑顔と、言葉に、否応無く思い出される疑問。

『───大好きだよ───』

 今の渋沢の台詞に、他意は無い。だがそれでも、この後に待つ事態を思えば連想くらいは許されよう。豆大福と自分を同列に考えるのはさすがに馬鹿げているが、だがしかし果たして俺は、これほど簡単にこの言葉を言ってもらえるのだろうか。
 常のように思考の迷宮に入り込む寸前で軽く息を吐き、話題を変える。
 ───これは今、俺だけで考えなければならない問題ではないのだ。

「渋沢、あの紙袋はお前のものか?」
「え? 紙袋って───…あ、本当だ」

 俺の指し示した学習机の上の包みに目を向け、軽く驚いて渋沢が腰を上げる。どうやら今まで気付いていなかったらしい。
 数歩で机の傍まで辿り着き、紙の擦れる音を立てて紙袋を開封する。入っていたらしいメモを取り出して内容に目を通した渋沢だったが、何が書いてあったのかはっと眼を見開いて紙袋の中身を覗き込んだ。内容物を確認したらしいが、呆れているのか照れているのか分からない表情で目を白黒させている。

「どうした」
「え? …ああ、いや。なんでもないよ。三上からだった」
「そうか」

 あまり何でもなさそうには見えないが、彼がそう言うのならばそれ以上に突っ込みはしない。これは互いに対しての、礼儀のようなものとして認識している。言いたくないことを無理に聞く意味は無い。ただ、この暗黙の了解のようなものが、佐藤と水野のような近しい関係になれていない要因の一つでもあるとは思うのだが。
 手紙をポケットに入れ、渋沢は俺の向かいの席に腰を下ろし急須から茶を注ぐ作業に戻った。

「やっぱり今日は外泊だそうだ。ちゃんと届けは出したみたいだから、今回は安心らしいが」
「『今回は』ということは、以前に無断外泊があったのか?」
「まあ、ね。後始末が大変だったよ」

 苦笑して空になった急須を盆に戻し、緑茶の注がれた湯呑みを俺の前に置く。俺が小さく礼を言って湯呑みに口を付けるのを見て、渋沢は少し間を置いてから自分も一口茶をすすり、───そしてことりと器を置いた。

「…それで、不破くん」

 静かな声が、紡がれる。
 唇を噛み、そして顔を上げた俺と、渋沢の視線がぶつかった。

「───…話、って」


:::*:::*:::*:::


 今更ながら、あの時言わずにおけばという後悔の念が僅かにも湧き起こる。
 変化の無いことはある意味では幸せだ、手にした幸がその全てだと信じ込んで生きていくことは、自分を守ることに繋がるのだから。
 だが俺は告げた、

 ───変革を望んだ。

 より多くを───正確にはたった一つを、求めた。
 これは賭けだ。
 俺にとっては、これまでで最大の大博打。求めたものを得るか持っていたものすら失うか、二つに一つ。
 海を求めた蛙が、井の中から出るときが来たのだ。


 黙したまま、傍に置いた鞄を探る。先ほども眼にした色鮮やかな個包装が透けて見える包みを手に取り、ゆっくりと取り出した。小机の高さで、渋沢には俺の手元は見えない。
 しばし、躊躇った。
 思わず唾を嚥下し、僅かに力のこもった手が外包装を撓ませる。
 かしゃりとビニール特有の音が聞こえ、───俺はようやく覚悟を決めた。

「…渋沢。…まず始めに、だが」
「うん」

 相当遅々とした動きだっただろうが、渋沢は一言も急かしたりはせず、俺の言葉を待っていた。

「───……、……これ、を」

 長く。ひたすらに長く感じられる間を置いて、俺は小さくそう言った。
 結構な数のチロルチョコが入っているが、さすがに中学生男子が重いと感じるような重量ではない。それなのに、持ち上げたその包みには何か計り知れない重さが加味されているようだった。已む無く両手で支え、やけにずっしりとしたそれを苦労して机上に持ち上げる。

「…え?」

 視線を合わせられないまま、得体の知れない重さに震える両手で、チョコレートを差し出した。漏らされた戸惑いを隠せない声に唇を噛み、だがそれでも手は下ろさない。
 恐らく一分も、いや三十秒すら経っていないだろうが、俺にとっては永遠にも近い時間が過ぎる。

 そして、俯いて包みを差し出したままの冷えた手を、───温かな熱が包んだ。

「…っ!」

 はっと顔を上げれば、差し出された自分の手がまず眼に入る。そしてチョコレートごと覆うように、冷たい俺の手を渋沢の温かな手のひらが包み込んでいた。

「……ありがとう。…なんて、言ったらいいのか、分からないけど、…ありがとう…」

 普段とは違う、微かに震えてすらいる声音が耳朶を打つ。
 ほとんど囁きとも取れるその言葉は、だがしかし強く、強く響いた。
 この耳に、───そして、胸に。

 触れている温もりを惜しみながらも、ゆっくりと自分の手を抜き取る。彼の手の中には、色とりどりのチョコレートの包みだけが残された。
 ───そして、


「好きだ」


 ───はっきりと。
 渋沢が再度口を開く前に、きっぱりと告げる。

「お前は俺にとって、…間違いなく最も大切なものの一つだ。全幅の信頼を、好意を、愛情を寄せる数少ない存在だ。俺はお前のために出来ることがあるなら成し遂げてみせる、お前が俺に何かを望むのなら応えたい、お前が幸せになるために絶対に必要だと言うならば…俺はお前の前から去ろう」
「……っ…」

 渋沢は声も出せずに、ただこちらを見つめている。
 怒涛のように溢れ出る言葉の奔流は、止まるところを知らなかった。
 普段なら口には出さなかった全てを、吐き出す。

「お前に出会えて良かった、お前がいなければ今の俺は無かった、お前が傍にいてくれて幸せだった」
「不破、くん……」

 それはあたかも、別れの言葉のように。



「───お前が、好きなんだ」



 血を吐くかの如く、喉の胸の心の奥から絞り出した、言葉。
 ───この声は、彼方(あなた)へ。貴方(あなた)へ、届いたのだろうか。


 一度言葉を切るも、またすぐに口を開く。
 今度は、問い掛けを。

「だから、聞きたい。───渋沢、…俺は、お前にとっての、何なのだろうか」
「…どういう…」
「今更だが、俺のお前に対する感情は単なる友情ではなく、愛情の類だ。だが家族愛というのではない、…れっきとした恋慕の念がある」
「…ああ」

 改めて口に出すのには少々抵抗があったが、正念場だ。変に言葉を濁して訳の分からない誤解をされてしまえば、例えそれが小さなものでも成功の確率は大幅に下がるだろう。
 素直に。飾らずに。心の内を、告げる。

「では、───お前は?」
「……?」
「お前は、俺のことをどう思っているんだ」
「それは───」
「これまで、俺は形の上だけでも互いに同じ感情を認め合ったと思っていた。事実、だからこそこうしていられる。…だが、」

 短く吸った息が詰まる。テーブルの下で握り込んだ手のひらは、冷えた肌にひたすらに力を込めていたせいで白を通り越し青黒くすらなっていた。


「───…だが、お前は、……俺に触れない」


 明らかに声が震えてしまったことを自覚し、臍を噬む。だが皮肉なことに恐らく、『触れる』という言葉に含ませた真の意味は伝わっているだろう。改めて揺れない、普段どおりの声音をイメージし、そしてまた喋り続けた。

「お前は俺を、とても大切にしてくれていると思う。だが、たまに思うのだ。…お前は、俺を弟か何かのように思っているのではないかと」
「っそんなことは───」
「無いのだろう、分かっている、分かっているんだ。ただ聞きたい、確かめたい。俺は本当に、お前の恋人たり得ているのか?」
「不破くん…」

 迸るにまかせて紡ぐ言葉は、滑稽なほどにただ必死だった。

「───信じている。お前が俺を信じているかは分からない、だが俺は、俺だけはお前の気持ちを信じている。…信じている、のに。これほど不安になるのは、……何故だか分からない」

 他人を信じるということも、不安になるということも、俺にとっては生まれて初めてのことだ。
 これまでは他人を信用する必要などなかった。自分だけいれば大概のことはこなせたし、むしろ足を引っ張られるほうが不安を感じたと思う。仲間を必要としなかったのは孤高であることが当然だったからであり、当然それによる不安など有り得ない。
 だが俺は、出会ってしまった。

「……俺、は…」

 渋沢は何かを言おうと微かに口を動かしたが、それは声にならず消えていった。苦しげに伏せられた瞳が、言葉を探すように彷徨う。

「…どう、言ったらいいのかな。言葉が、見つからない───」
「飾るな」

 僅かに首を振り、ほとんど囁きにしか聞こえない声で、呟くように渋沢の言葉を遮る。

「飾らなくていい。そのままでいい。俺を傷つけないようにと言葉を言葉で包むな。お前の気持ちを、そのまま聞かせてくれ」
「そ、れは……」
「俺は壊れ物ではない。多少の傷が付こうが、それだけで壊れはしない、そこまで脆く出来てはいない」
「…っ…・」
「確かに落とせばひびが入るだろう、悪意で力の限り叩きつければ割れるだろう。だが繰り返そう、俺は壊れ物ではない」

 俺を傷つける言葉を吐いたことの無い唇が、また何かを言おうと僅かに開かれる。だがそれはやはり、言葉を見つけられずに終わった。
 泣きそうにすら見えるその瞳を見つめて、微かな苦笑を浮かべ囁く。

「…お前は、やさしいから。出来るだけ、俺に多くを与えようとする。───だが俺は、ずっと、一つしか望んではいないぞ、渋沢」

 何も言えずに、ただ俺の言葉を受ける彼。一つ一つの言霊に込めた意味と想いが正しく伝わることを祈るような気持ちで願いながら───

「どんなに傷ついてもひび割れても構わない、俺はただ、」


 たった一つの、大きな望み。






「俺はただ、……お前に愛されたいだけだ」







 ───縋ったのは、どちらなのか。


 次の瞬間、力の限りその腕に抱き締められた。かたく固く、決して離すまいと痛いほどに俺を抱き竦める彼は、俺の肩口に顔を伏せ、切れ切れに繰り返す。

「…ごめん…ごめんね……」
「謝ることではない」
「…・違うよ、…本当に…っ…」

 悔恨と愛惜と懺悔に彩られた、絞り出すような声。回された腕と肩口に埋められた顔から伝わる震えに、胸が締め付けられる。

「…待っているべきだと思ったんだ。もっと時間が経って、俺たちの距離が縮まるまで。無理やり近づいた距離は、君を傷つけるだけだと思っていた。…でも、」

 少しだけ体を離し、彼は俺と視線を合わせて苦しげに微笑んだ。


「───俺は、逃げていただけだったね…」


 俺は何も言えず、ただ苦渋の浮かぶその瞳を見据え続ける。

「早まって無理に抱いたりして、君を傷つけたくなかった。…だけど、多分それと同じくらいに、───俺は君を失いたくなかったんだ」
「……、」
「君が望まないことをして、嫌われたくなかった。絶対に、どこかへ行かせたくなかった。どうしても、離したくなかった」

 自嘲するように瞳を伏せて、渋沢は自らの想いを愁えた。

「万が一にでも、君を失くしたくなかったから、…全部、押し込めてきたのに。…それが逆に君を傷つけていたなんて───…本当に、馬鹿だったね…」
「───それ、は。…どういう、意味なんだ」

 虚しい期待による落胆を味わいたくないがため、仮定すらしないで。
 きつく眼を閉じ、歯を食い縛り、拳を握り、ただ───言葉を、待つ。

 息を吸う微かな音が、暗闇の中やけに響いた気がした。





「…愛してるよ」





 これ以上に無いほど、想いの込められた短い言葉。
 ───疑う余地は、もう無い。

「好きだよ、大好きだよ。必要なら俺の前から去るなんて言わないでくれ。君がいなくなったら、……俺はもう二度と、幸せになんてなれないから」

 震える声が、強い力が、真っ直ぐな眼が、伝わる体温が、───そして、浮かんだ涙と微笑みが。
 苦しいほど狂おしいほど、その言葉たちの真実を声も割れよと叫んでいる。

 ───俺は、賭けに勝ったのだ。


「…った」

 ぽつりと零れた言葉はあまりに小さく、渋沢は微かに首を傾げる。

「…よ、かった。そう、言ってもらえて、…嬉しい」

 おかしな程に乾いた自らの声音に内心慌て、なんとか唾を飲み込んだ。そして改めて深く息を吸った、───その瞬間。


 何の前触れも無く、涙があふれた。


「……?」

 唐突にぼやけた視界に、一瞬何が起きたのか把握出来ずそろそろと頬に触れてみる。そして指先を濡らしたものの正体を理解した、次の瞬間。
 とうとう装いきれなくなった平静が、この十五年崩れることの無かった感情の堤と共に決壊した。

「…っ良かった…よかった…・っ…!」

 胸の最奥から絞り出すその言葉は上擦り、涙霞む瞳は正面にあるはずの渋沢の表情すら容易には映し出せない。
 だがそれでも…見える。
 今まで闇の中に不確かだった俺たちの姿が、今は見える。

「…不安だった、…俺は、…とんでもない、高望みをしているのではないかと。…そうでなかったとしても、こんな、こんなことを言ったら…浅ましい、俗物だと思われるのかと…、…不安だったんだ…っ…・!」

 一生、泣くことなど無いと思っていた。物理的な痛みや何かの生理的なもの以外は、涙など流すことは無いと。喜怒哀楽で涙するような出来事など、無いと思っていたのに。
 ただ涙に咽ぶいまがあるのは、偶然か必然かそれとも、奇跡の為せるわざなのか。

 渋沢は再び俺を強く抱き、静かに耳元で呟いた。

「…君がこうして言ってくれなかったら、俺はいつまでも君から逃げていたんだろう。離したくないと思いながらも、逃げていたんだろう。───自分でも腑甲斐ないと思うよ。君の勇気が無かったら、俺はいつまでも間違ったままだったろうね」
「…ち、が」

 泣くことが無かった故に涙の止め方も知らず、掠れた否定は言葉を成さない。せめてと首を横に振れば、渋沢が微笑んだ気配がした。

「…こんなにも頼り無い俺を、こんなにも想ってくれていたのに。俺は君に、ずっと背中を向けていたね。本当に、ごめん…でも、今からでも間に合うと思うんだ。俺たちはまだ、…始まったばかりだから」

 遠かったお前の背に手を伸ばして、ようやく、ようやく届いたのだと。

「ありがとう。───俺と一緒にいてくれて、ありがとう」

 つい数時間前に口にした台詞をもう一度繰り返して、渋沢は僅かに顔を上げた。
 その表情は先ほどまでの(かな)しみを振り払い、そして言いようの無い(かな)しさを湛えている。



「俺を、愛してくれて…ありがとう」



 ───優しい、優しい言葉たち。
 結局俺を傷付けることは無かった、彼の言霊。

「…俺も、言わせて欲しい。…ありがとう」

 いつも支えてくれて。
 笑って励ましてくれて。
 ただ泣かせてくれて。
 共に居てくれて。
 愛して、くれて。


 一つの言葉に万の想いを込めて、伝えたい。
 もう彼方(あなた)ではない、貴方(あなた)へ。




 愛してる。




 言葉に重ねられた唇は、涙が出るほど、あたたかかった。





信じることは、難しいです。
信じてもらうことは、もっと難しいです。
信じられる人を見つけるのは、もっともっと難しい。
これは、全てをやり遂げた、奇跡のお話だと思う。

というわけで『ちろるちょこ♥大作戦! 渋不破サイド』、ここに完結致しました。いかがでしたでしょうか? なんかタイトルにそぐわずやたらシリアスなんですがまあいいや(オイィ)
今回やたら振り仮名多いんですが、振りミスは無いです。全部あってます(笑)
あと今回の特徴なんですが、主語とか形容詞を幾つも並べる詩みたいな表現を多用してみました。個人的にはこれ好きなんですが、一人称でやると語り手が超ポエマーと化すことを失念しておりました。…・まあいいや(イヤ良くないから)ポエマーなクラッシャー…・なんか怖いなオイ。
あ、「つまらないものですが」「お気遣いなく」のやり取りは何故か絶対使いたかったんですよ!(笑)

上記の完結宣言でわざわざリレー版という表記があるのは、要するにこのリレー日記ではこれ(ミッション6)で各サイドは終わりなんです。んが、サイトにアップする際、おまけとしてミッション7を同時にアップする予定になっているってことなのですよ(笑)
内容? そりゃ、テーマがアレで展開がコレの続きって言ったら…・ねえ(何)というわけで、ミッション7は各サイドで本番です(あーあ言っちゃった)お子様禁止なアレでございます。
渋不破サイドにてミカミンの残した紙袋の中身は7で分かりますよー。
(※…と、連載時は書いておりましたが、結果的にミッション7は無しにしました。読み返してみて、無理にくっつけるよりはミッション6で終わらせた方が物語として綺麗に纏まっていると思ったので。というわけで、7はもしも希望して下さる方が複数おられましたら、番外編というかおまけのような形で書こうと思います)

たつぼんサイド、感想。
可愛かった。
やっぱりちろるのシゲ水サイドはJanne Da ○rcの【シルビア】がぴったりだと思います。
♪たつぼんー ぼくーのそーばでーっ 笑うっだけでまたつよくーなーれーるー(たつぼんかよ)
「シゲ…、俺と一緒にチョコも食べて…!!」って、何を血迷ってるんですか竜也さん…・!?(笑)
寺の皆さんがいなかったのは何ゆえ?
さて、これにて秋野はちろるにおいて、All Missions Completeとなりました(リレーではですが)
次の真冬のエピローグを以って、【ちろるちょこ♥大作戦!】シリーズは完結となります。
渋不破サイド、長々お付き合いありがとうございました。
感想など頂けると大変参考になりますので、どうぞよろしくお願い致します。シゲ水サイドもね(笑)

なんとか年内に終わるかな? ラストスパートだ真冬!!(笑)

Date: 2005/12/04   秋野